空メール自動会員登録システムCGI ACMAILER3.43rc の利用方法および設定方法に関してレポート

[今回の使用目的]
ある組織のメンバーの携帯メールアドレスを収集し、携帯メールを送信するためのシステムを探していて、たまたまこのACMAILER3.43rcと出会いました。
携帯メールアドレスの登録に欠かす事が出来ないのは、受信確認である。そのために空メールシステムとしていろいろと探した。
システムを探索中に
ショッピングカートCGI[携帯対応カート]-WEBインベンター

というサイトのシステムは、サイト内に設定環境等丁寧に記載されており使用を考えたのですが、基本的に空メールシステムはのみの販売はされてなく、
ショッピングカートCGIなどとのセット販売のみであったので断念。
それで、最終的にACMAILER3.43rcの導入に決定。
(PS)
その他、空メールシステムはたくさんあったが、基本的にシステムの購入ベースであったので、今回の目的にマッチするシステムかどうか不安があったため、購入する事はなかった。
しかし、全体的に1万円から2万円程度で販売されているシステムが多数存在しておりました。

[設置サーバーの環境]
レンタルサーバー 専用サーバーのカゴヤ・インターネット・ルーティングのスタンダードタイプのホスティングにセットアップ。
基本的に一般的なレンタルサーバーと同じ環境です。

[システムのインストール]
サイトからacmailer3.43rc リリース候補版(2009/05/21)の標準タイプをDLし、
希望設置デレクトリーをつくり(今回は /mail というディレクトリーをつくる)、パーミションを755に設定。
DLファイルのinstall.cgiをアップし、パーミションを755に設定し、そのinstall.cgiにアクセスすれば、自動インストールされ、インストール完了。
詳細は、http://www.ahref.org/cgi/acmailer/acmailer_install.html に掲載されてます。

以上で本体にアクセスし、(http://………/mail/login.cgiにアクセスするログイン認証画面になり、ログイン情報を入力してログインすると管理画面が表示され、
基本的にその設定でメールの送信は可能である。

[空メールの設定]
管理画面に空メールの設定方法が説明されてますが、qmailを利用したパターンで説明されてましたが、
今回は、.forward を使って設定しました。

まず、登録用の送信先に使うメールアドレスを1つ作る。
※新規に作った方が、スパム等の影響もないので良いと思います。

次にそのメールアドレスの転送設定に
アカウント@収容サーバー名
に設定する。
※カゴヤネットの場合、収容サーバー名は、管理画面のwebサイトに記載されてます。

以上で上記の登録用のメールアドレスに送信されたメールはサーバーに送信される。

次に、
public_htmlと同じ階層に .forward ファイルをアップ。
メールを受信するとこの.forwardファイルが、autoreg.plが起動するように設定をします。

(.forward の記載内容)
“|exec /home/アカウント/public_html/mail/lib/autoreg.pl reg”
※今回は、mailというディレクトリーにセットアップしたのでこのような絶対パスになります。

また、autoreg.pl regのパーミッションは、今回757に設定しました。

以上の設定で、登録用メールアドレスに送信されると、送信してきたメールアドレスを登録し、自動的に送信元アドレスにメールを返信します。
これで空メールとしてに機能が利用できます。

空メールの設定で登録削除用のメールアドレスの設定が記載されてますが、今回の設定で削除用のアドレスの設定は必要ないので設定はしてません。
ただ、配信メールなどで削除用のタグを書込むことによって削除用のアドレスが表示され、そのアドレスにアクセスする事によって自動削除は可能です。
削除用のタグの書き方は、メールテンプレートに記載されてますので参考にすれば簡単に設定可能です。

[自由項目設定に関して]
今回の利用は、会員登録およびメールアドレスの登録のため、メルマガのようなメールアドレスのみの収集ではなく、メールアドレスと名前等の登録も必要なため、この設定を使用しました。

本来なら空メールで登録フォームにアクセスしてもらう流れを使うのが一般的かもしれませんが、以前futomi cgiのmpmailecというフォームcgiでフォーム画面にアクセス時にパラメーターでメルアドレスを持ってくるフォームを作った事があるのですが、パラメーター入りのアドレスに?などが付く場合、ドコモの機種で?マーク以下の内容が削除されてしまったり、auでアドレスが長い場合、途中で切れてしまい、パラメーターでメールアドレスを持ってくる時に表示されない不具合があったので、今回は別の方法を使用しました。

このACMAILER3.43rcでは、登録メールの本文に自由設定項目:※※※ を入れるとメールアドレス登録時に自由設定項目の※※※が自動的に登録されます。
(記入例)
お名前:山田太郎

という本文を登録メールに記載されているとメールアドレスの自動項目設定のお名前に山田太郎と登録され、
またその項目を必須項目に設定すると登録時に必須項目が未記入ですというエラーメールが送信され登録されないような機能も備えてます。

よって、携帯でメール送ってもらうための説明ページに

と、記載すると本文にも記入内容を自動記入する事が可能です。

(記入例)
本文に
下記の:の後に記入して送信して下さい。
お名前:

と記載したい場合、

<a href=”mailto:宛先のメールアドレス?subject=件名&amp;body=本文%0D%0A改行”>

とすると可能です。

[ダブルオプトイン機能を使う]
この機能は、メール送信時に仮登録され、自動返信メールに自動記載されたアドレスにアクセスする事において本登録される機能で、
今回の目的でもある携帯メールの送信先の受信確認を取れたアドレスのみの登録に関して大変有効になる機能です。

設定方法は、各種設定内の全般設定内にダブルオプトイン機能を使うにチェックを入れるだけで完了。
送信メールは、テンプレートを変更する事でメール内容のカスタマイズも簡単に変更可能です。

以上が稼働までの簡単な設定方法およびレポートです。
使い込むと色々な使い方が出来ると思います。

現状今回のシステムは稼働前のテスト段階ですが、今のところこれといった問題点は無いと思います。



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コメント(1)

  • 西園 より:

    質問失礼します。
    私はacmailerの3.6.3を導入するか思案中なのですが、空メール設定が出来なくて困ってます。

    ここの記事を読まさせて頂いて、一度試しに設定をしたのですが出来ませんでした。
    収容サーバーにはメールが届いているのですが、.forwardでの処理が上手くいきませんでした。

    宜しければ設置の仕方を教えて頂けませんでしょうか?
    宜しくお願い致します。

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